総務省(東北管区行政評価局)と連携し、大学DXを後押し

編入学試験の検定料納付に関して、「平日に銀行窓口へ行かなければならず負担が大きい」といった学生からの声が、総務省の行政相談に寄せられたことをきっかけに、大学の業務手続きにおける見直しの必要性が浮かび上がりました。

東北大学および大学DXアライアンスに参加する東北地区の国立大学では、総務省東北管区行政評価局と連携し、学生の声を出発点に、業務の効率化や利便性向上に向けたDXの取り組みを進めています。行政相談や出前講座を通じて、同局は公正中立な立場から課題の把握を支援し、デザイン思考を活用した解決のヒントや、必要に応じた部局横断的な対応も後押ししています。

現在、東北地区の各国立大学では、すでに編入学を含むすべての入試でオンライン決済を導入している福島大学の取り組みを先進事例として参考に、「編入学試験における検定料納付業務」のDXに向けた準備が進められています。こうしたDXの推進においては、情報部門が部門間をつなぐ“橋渡し役”としての役割を担うことが期待されています。

今後も、行政との連携を通じて、学生・職員双方にとってより良い大学づくりを目指してまいります。