2025年度東北大学職員夏季インターンシップを開催しました

2025年9月8日~12日、学生向け就業体験プログラムとして、2025年度東北大学職員夏季インターンシップが開催されました。

今年度は「教育・学生支援コース」「産学連携コース」「DXコース」の3コースが実施され、業務のDX推進プロジェクト・チームが担当する「DXコース」では、生成AIを活用し、問題解決手法(目的・手段展開法)に基づく実施提案を立案する業務体験プログラムを提供しました。参加した9名のインターン生は、「グループワークを通じて大学業務のDX化を学び、課題解決力と提案力を磨きたい」「生成AIやDXの実践的な活用を体験し、大学職員としての重要な視点を培いたい」など、様々な目的を持って臨みました。

3日間にわたるグループワークでは、インターン生が3チームに分かれて、本学のコネクテッドユニバーシティ戦略に基づく改善提案に取り組みました。
各チームはKJ法などを活用して意見を整理し、さらに生成AIを用いて課題の抽出や原因分析を行い、解決策を導き出しました。

最終日のプレゼンテーションでは、各チームがそれぞれ「オンラインと対面のベストミックスによるインクルーシブな教育環境」、「距離・時間・国・文化等の壁を越えた多様な学生の受け入れ推進」、「マイクロクレデンシャルによる学修履歴の明示化とオープンバッジの展開・拡大」の3つのテーマについて、職員に新たな気づきを与えるような、具体的かつ魅力的な施策の発表が行われました。


*発表用資料を一部抜粋


参加したインターン生からは、「DX推進に関して新しい知識をたくさん取り入れることができた」「KJ法やMECEなどの問題解決手法を学び、難しさを感じながらも意欲的に取り組めた」「限られた時間の中で効率的に作業する意識を持つ良いきっかけになった」といったコメントが寄せられました。

本インターンシップは、DXについてのみならず、東北大学ひいては国立大学法人を取り巻く環境について理解を深め、職員との交流を通じて働くことのイメージが深まるよう、職員一丸となって企画・運営を行っています。