公式スマートフォンアプリ「東北大アプリ」を導入しました

東北大学は、構成員の利便性向上と大学DXの推進を目的として、公式スマートフォンアプリ「東北大アプリ」を導入し、2025年10月1日から新たに附属図書館でのサービス提供を開始しました。
本アプリは2025年4月から運用を開始しており、学生証としての機能をはじめ、講義情報の確認、大学からのお知らせの受信など、大学生活に必要な情報をスマートフォンで一元的に管理できるものです。スマートフォン1つで学生証、履修情報、防災情報までを簡便に確認できるようになり、学生・教職員の利便性が飛躍的に向上します。
本アプリで利用できるデジタル学生証は、仙台市交通局が発行する「学都仙台 市バス・地下鉄フリーパス」購入時の本人確認書類として使用できるほか、宮城県美術館および仙台市博物館においても、キャンパスメンバーズ制度の対象として観覧料の割引などの特典を受けることができます。
主な機能
- QRコードでスマートに入館・手続き:スマホ学生証/職員証機能
※ QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。 - 重要情報を逃さない:授業変更や緊急情報などをプッシュ通知でお届け
- キャンパスマップ/防災情報の提供
- 多言語対応AIチャットボット
- アンケート・申請機能(段階的に拡充予定)
2025年10月1日からは附属図書館での利用サービスを開始し、スマートフォンの学生証/職員証(QRコード)をかざすことで、入退館ゲートの通過や図書貸出システムの利用が可能となりました。高いセキュリティ性能を備えつつ、スマートフォンによる認証にも対応することで、利便性と安全性を両立しています。


本アプリは、若手職員を中心とした業務のDX推進プロジェクト・チームが企画し、東北大学と株式会社Siba Service、株式会社内田洋行の三者が連携して開発・導入を進めたものです。東北大学が掲げる「全方位DX戦略」および「コネクテッドユニバーシティ構想」の一環として、今後はゲートウェイカレッジ構想や海外拠点との接続基盤としての活用も見据えています。
今後の展開
- 学内手続き・施設予約のスマート化
- 卒業生・高校生・地域住民向け機能の拡充
- 国際的な場面での本人確認手段としての活用(海外学会や連携機関での提示等)
東北大アプリは、個人と東北大学をつなぐ「誰でもつかえる」プラットフォームとして発展を続けるとともに、本学を取り巻く多様なステークホルダーとの双方向のコミュニケーションやサービスの提供を通じて、エンゲージメント(愛校心)の向上に資する「社会とともにあるアプリ」を目指します。
今後も、内田洋行およびSiba Serviceとの連携のもと、ユーザーの声を取り入れながら機能拡張と利便性向上を継続してまいります。

